環形彷徨

同じところをなんども。

七月、書き始め

日記は昔から続かなかった。

頭の中で考えていることはいろいろあったが、それを文章にする言語力と考えたことを書くまで保持する記憶がなかったので、書くこと自体が好きではなかった。

数年前、友人から師走の終わり際に一冊の本を渡された。

それは目次も題名も後書きも無く、ただ日付と曜日だけが各頁の頭にあるだけの本だった。これを書き続けて来年返して欲しい、と。

返せたのはそれから三年後だった。

ずいぶん遅くなって申し訳ないなとは思う。途中から日記というより雑記帳になってしまい、書かないページも多く作ってしまったが、書くことが好きになった。

もう自分の手から離れてしまって書くこともないと思ったが、やる気だけはみなぎってきたのか、こうしてネットの海に公開雑記帳として始めた。

書くことは全然決まってないけど、気ままに続けていければ、と思う。